[雑記] 中国旅行記(1) One small step for man...
夏、2ヶ月間帰国していた最後に、ついでにとばかりに、駆け足で人民共和国を旅行した。直接のきっかけは、上海で語学短期留学中の妹を訪れることであったが、大学では中国語を2年間まなび、現在の職場は同僚がみな中国人なので、念願でもあった。写真を整理していて思い出したのだが、忘れる前に所感をメモしておこうと思う。
「向前一小歩、文明一大歩」
突然便所の写真で恐縮である。写真ではちょっと読みにくいが、「One small step [forward] for [a] man, one large leap for mankind(culture)」 1
。男性には特に、解説は不要であろう。
広大な天安門広場にぽつんと立って大学で講読させられた中国の政治的文章を想起し、天安門をくぐって広大な故宮に目を丸くして高校で読んだ漢文を想起し、ふと用を足そうと思ったところに、これである。ツボにはまっていて、つい写真を撮ってしまった。しかしあらためて、不思議な国である。
外国を旅することの醍醐味は、こういうちょっとしたくだらないところにある。こういう微妙な空気の流れというか、肌触りというか、そんなところにある。その他は、本でも読める。
最近、インターナショナルな風体をとりながらも外国に目を閉じた、アメリカ人張りの精神生活を送ってきたが、こういうのも脳みその攪拌に良い。東海岸にいるうちに、ヨーロッパなどにもちょっと足を伸ばしたいところだし、いずれは中国もゆっくりと旅したいものだ。
(続く)
1. 念のため。これは月面着陸のときの台詞。
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