2015/02/20

あるきっかけで神のお告げではないかと思った件

創立者マルガリタ 日々のことば
 2 月 20 日

何についても、だれに対しても不平を言わないこと…。
神さまへの信頼をもって、楽観主義でいきましょう。
仕事の苦しみや心配をだれにも気づかせないこと…。
沈黙のうちに喜んで犠牲を捧げましょう。

べリス・メルセス宣教修道女会のホームページより

2010/05/23

卒業式

長い8年だった~

2009/12/13

米国人の20%は事実上文盲?

思傾国

2009/06/10

[新聞] 時代は荒れ出した

Abortion Provider Shot Dead In Church
By Robert Barnes
(Washington Post, A01 06/01/2009)

2 People Shot at U.S. Holocaust Museum
By Debbi Wilgoren and William Branigin
(Washington Post, June 10, 2009)

最近物騒な話が多い。一つめは先週、診療所で妊娠中絶も行っていた産婦人科医が、日曜の礼拝中に教会で射殺されたというもの。二つめは今日、町の国立Holocaust博物館で白人至上主義者が発砲致死事件を起こした、というもの。

これは景気などと、無関係であるはずがない。人心の乱れが、いろいろと表面に浮上してくる。これを思うと、Columbine高校発砲事件とか、Sung Hui Cho発砲事件とかは、実に時流の先端を行ったものだったのだろう。社会の乱れを最初に受け止めるのは、子供だからである。

2009/06/08

[雑記] シューマン・チクルス

こちらのブログは、だいぶご無沙汰しております。8月にまたドイツで3ヶ月研究をする際に、本格再開することになると思います。

今日は、車で1時間強のバルチモアまで、卒業して某有名大学の病理にマッチした先輩を訪ねていきました。Baltimore港でのんびりとご飯を食べながらいろいろ相談。やっぱり僕は、港のある街でないと居心地が悪いのだと思います。

初夏の絶好のシューマン日和。自動車の中はシューマン・チクルスで、1番などは大学の頃に熱心にやった曲で、要所要所で重要な楽器を弾いていた・吹いていた人の顔が思い浮かんだりして。4番も弾いたことがある気がするし、3番は大好きな曲だし。オーケストラとかそういう時間がまたできるのは、きっと、あと半世紀ほど先になるかもしれない... 長生きしなくては。

2009/04/18

[雑記] Obama景気

町中を運転すると至る所で工事をしている。経済浮揚策の早期効果に、相違ない。

2009/04/13

[新聞] 金融とコンサルティング

Awake and Sing!
By FRANK RICH
(NY Times, April 11, 2009)

2007年度のHarvard大卒業生の半数(男性の58%、女性の43%)は、金融またはコンサルティングに就職したそうだ。

最近株がちょっと持ち直して、「大恐慌の終わりが見えてきた」とか「ヨーロッパもアメリカのような大規模な景気浮揚策をしくべきだ」とか、調子のよい論調が浮上しているが、この数字だけをみて、この国の非常識が、うかがい知れる。指導者層の若者がこう動く社会に、未来は、ない。むしろ、パンとサーカスの世界である。

数年のうちに、ドルは、ユーロに対して半額近くにdevalueする予感がする。生活感覚でのしっかり度では、もっと落ちてもおかしくはないが、ヨーロッパも相当アメリカの尻馬にのってはしゃぎすぎたから、それなりに罰は食らう。さて、日本は親方清浄器で一緒に沈没するのであろうか?

2009/03/12

[雑記] 花粉症を緩和する生活

この花粉症をなんとかせねば。だるくて、眠くて、頭が冴えないと、効率が悪くてしようがない。で、とても胡散臭いのだが、何か方針がなければならない、一応、超非科学的な花粉症対策の方針をメモしておく。

  • 部屋の掃除
  • HEPAフィルターの交換... この空気フィルター、つけているのとつけていないのとでだいぶ違う。昼間は家にいないので関係ないと思われるが、夜中寝ている間だけでもきれいな(低アレルゲンの)空気を吸っていると、それだけで一日のベースラインが違うのだ。
  • 食事
    • 脂肪を控える
    • 蛋白は植物性・魚
    • 低カロリー
    • 低脂肪ヨーグルト
    • 紅茶に入れる牛乳は低脂肪に、緑茶の方がよいのか
    • 果物野菜をたくさん

2009/03/11

[雑記] 疲労と花粉症

当直が入るとどうも睡眠が狂う。疲労感がとれないし、花粉症も今年はひどい。困ったものだ。

2009/02/22

[映画] Kirschblüten - Hanami

Kirschblüten - Hanami
Doris Dörrie, 2008

最近産婦人科で5:00過ぎに家を出て、18:00過ぎに帰る日々が続いている。しかも一日中駆け回っているので、あまり睡眠時間も削れないほどに疲れる。それだけならまあよいのだが、帰ったら帰ったで課題やら自習などが忙しい、ほとんど息をつく暇もないし、研究の方はほとんど活動停止状態になっている。その上、当直の日は、帰らない。

思うに、こういうときこそ努めて泳いだりカルチュアにいそしまないと、人生がすり減ってしまう。

だから、今日は当直あけ(ほとんど寝当直)の休日、町中の外国映画・independent映画専門の映画館に出かけた。(この映画館、上映演目が充実しているし、往年の名作も再上映しているので、本当だったら足繁く通いたいところではある。)



ワシントン・ゲューテ協会の会報で案内が以前から来ていたのだが、このKirschblüten - Hanami。桜花-花見。しかも、主人公の一人はgeishaでこそないが舞踏家を目指す若い女の子だし、ちゃんとfujiyamaも重要なleitmotifを為している。あまりに戯画のようなテーマ設定だものだから、まあ、ドイツ人がどういう目で日本を見ているのだろうか、という向学のためだけの、冗談半分のつもりで見に行ったのではあった。

ところが、思いの外、感動してしまった。



一つには、ホームシックも混じっているのだろう。というのも舞台はドイツの田舎とベルリン、富士裾野の相模台地と東京中央線沿い。かって知ったる愛する二つの祖国、ということにしておく。大久保・北新宿界隈、井の頭公園、代々木公園、木々の一つ一つ一つまでもが旧知であるかのような錯覚を覚えてしまった。あと、ベルリンにしても東京にしても、ホームの場面から駅名がだいたいすぐに浮かぶ。何より、それぞれの土地の香りが豊かに漂ってきて、きっととっても上手な監督さんなのだろうという気がする。

まあそれもそうと、とにかく、映画のテンポがよい。走るのではない、じっくり一歩ずつ、腰を据えて、淡々と踏みしめてゆく。ドイツ現代文化のどこが一番愛おしいかというと、このテンポ感なのである。建築にしても、文学にしても、音楽にしても、美術・デザインにしても、研究にしても、社会構造にしても、ドイツ現代の良さは、このテンポ感に帰着することができるのではないか。それを反映してか、主題曲も、淡々としたピアノのアルベジオ・分散和音の上に、真剣なチェロの音が浮雲のようにさりげなく軽く乗っかった、実に現代のドイツ・ポスト・ポスト・モダンを象徴するようなモチーフである。

そして、恐ろしいほど深い、死と愛のロマン。やっぱり、ワーグナーやらシューマンみたいなのよりは、ベートーベンやブラームズの方がよっぽどロマンチックだと、僕は感じる。少々ストイックな枠組みの中でこそ、その枠組みから感情があふれ出すことができるのだ。



いかにドイツと日本が愛おしいか、そして自分の孤独を深く噛みしめながら、縷々感涙のひとときであった。