2006/12/11

[雑記] トンカツレポート

【抄録】
トンカツを作って食べた。おいしかった。


【目的】
先日友人がニューヨークまで出向いてトンカツ専門店でトンカツを食べたことを聞いてしまって以来、トンカツが前頭葉を泳ぎ回って止むところ知らない。2週間ほど前、大学から歩いて15分ほどの繁華街にある「はし」という名の「和風」料理屋にふらふらと入ってトンカツを頼んだら、マクドナルドのチキンナゲットを薄くしたようなものが出てきて、フラストレーションは積もるばかりであった。本実験の目的はこのフラストレーションの解消と、また諸般の事情によって最近積もる一方のストレスの発散にある。


【方法】
しかし、揚げ物は片付けが面倒くさい。ので、下宿の台所のエントロピーがプラトーに達するのを待って決行、今日、トンカツを作って食べた。

普段うちの近所には日本人はいないが、スーパーではなんと2群の日本人軍団(two herds of Japanese tourists)に遭遇し、なんとなく運命を感じた。弁当のカツ丼用にタマネギも購入。

最近食も細っているので、昔のように無理に皮を厚くするようなことはせず、粉=>卵=>パン粉とごく軽いBreading法を実施した。前回(何年前だろう)ちょっと皮が剥離してしまったので、粉を振る前に包丁で軽く表面に切れ込みを入れた。駒込にあるおいしいトンカツ屋のまねをして胡麻油を使用したが、けちって普通の油に混ぜ込むにとどめた。


【結果・今後の課題】
油をけちって小さな鍋で行ったため温度が乱高下し、あちらこちらに散って大変であったが、まあなんとか火事にならずに完了。まずまずのできであり、満悦であった。キャベツを買い忘れてしまったが、トンカツに飢えた浦島太郎にとってはそのような些事は気にもとまらない。

案の定片付けは大変そうだが、とりあえず明日朝まで放置してみることとする。Overnightのincubationにより、熱力学の第4法則に従ってエントロピーが減少するものと予想される。


【考察】

  1. トンカツのごときでこんなにエキサイトするとは、よっぽどストレスレベルが高いのであろう。
  2. トンカツでこんなに幸せになれるとは、根が単純なんだろう。
  3. 簡単に店でおいしいトンカツを食べられる日本在住者(あるいはNY在住者)は、幸せである。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

相変わらずストレスがたまっているようですね^^。料理はストレス解消にいいかもしれません。