[ドイツより] AmpelmännchenとTrabbi
旧東ドイツの歩行者信号は、Ampelmännchen(信号機の小人さん、Ampelmann)の愛称で親しまれている。旧東ドイツで導入された1961年当時は、帽子がちょっとプチブルジョワ的だと懸念されたらしいが、今では旧東ドイツを思い起こさせるノスタルギーの的だという。
統合のときにこのAmpelmännchenを廃止して、西ドイツ標準(ヨーロッパ標準)の歩行者信号を導入しようとしたら、大反対運動がおきたのだという。身の回りで大革命がおきているとき、人というのは一見くだらないような小さな恒常性にしがみつく。で、今では、ベルリンにAmpelmannグッズの売店すらあるという。ヨーロッパ標準の歩行者信号
旧東ドイツの一般用国産車、トラバント(Trabant)。愛称Trabbi。車体は強化プラスチックが中心で、当時は東ドイツの国力のなさの象徴のようなものであったらしいが、いまでは日本車やヨーロッパの車は軽量化がトレンドであるわけで、皮肉だ。ひどく乗りごごちが悪いらしい。
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