2007/12/19

[ドイツより] Weinachtsfier (2A) 幼少の写真

今度は、研究室(部門)のクリスマス会。こちらは同じ階の人々だけで、先日の研究所のパーティーよりもずっとアットホームな感じ。余興の企画で、みなの幼少の写真を集めるから、とある院生からメールが回ったので、あわてて実家から幼少の写真を送っていただく。電子化の時代、何かと便利だ。5つ下の妹とともに、なんとも可愛い。世の中がいかに複雑で面倒なところだか彼はまだ知らない、この点はどう見ても明らかだ。



着物。両親(母)は、外国育ちの僕たち兄弟に、日本人のアイデンティティーを持たせるべく、実にがんばっていたのだなあ、と改めて関心。こんな写真があること、すっかり忘れていた。この着物は今、どこにあるのだろう。誰かから借りたものか?



家業。そう、子供時代の思い出といえば、研究室で遊びまわっていた(待たされていた)ことが一番鮮明である。この写真でも、奥では母が実験している。ポスドクであった両親たちは、いつも実験をしていた。そして僕も、もうポスドクなのだ。いつも実験している。





ところで、東ドイツ出身のいくつか年下の同僚は「自分の幼いときの写真はすべて白黒だった」、という。西側で、写真といえばカラー、という感覚で育ったものからすると、なにか、タイムスリップした大正時代の若者と話しているような、妙な気分になった。

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