[ドイツより] サンタとアンチサンタ
朝、ゲストハウスの居室の戸を開けると、ノブに小袋が。お掃除のおばさんより、と書いてあって、クッキーやチョコレートが少しずつ入っている。1分半の通勤を終えて、研究室のデスクに到着すると、こちらにも、小さなチョコレートのサンタさんがおいてある。
どうやら今日は、教会の聖人暦では聖ニコラウスの祭日だそうで、中央ヨーロッパでは、クリスマスと合体したサンタクロースとしてではなく、本当の聖ニコラウスが12/6に来て、お菓子をくれるらしい。いわゆるサンタクロースは別にWeihnachtsmann(クリスマス男?)というようだ。
それで、ドイツでは聖ニコラウスと一緒に、アンチ・サンタであるKnecht Ruprechtとよばれる小悪魔が回って、悪い子にはこのアンチ・サンタの方が、棒でお仕置きをするという。中央ヨーロッパの伝説や物語には、どことなく残酷さが漂う、というのは、Grimm童話などと通じるところかもしれない。
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