2007/01/13

[実験屋日記] 独立して研究室を持つ10年後の自分へ

  • HH研など、楽しかった研究室の良い点を真似せよ

  • Scienceを楽しめ、これは他人に感染する
  • 優秀な人を雇い、なるべく勝手にさせろ。部下の能力を活かし、やる気をそぐな
  • 学生にはなるべく、飯をおごる。人間にとっての幸せなんて、意外と単純だったりする
  • 規模拡大は、細心の注意を払いながら。少数精鋭を旨とする。大きすぎると、面倒ばかり多くなる。人数が多くて実験の資金・設備が足りていないよりは、人数が少なくて忙しいが資金・設備は十分な方が、よっぽど良い。規模拡大よりは、弟子を独立させた方がよい。たとえ肩書きは無理でも、事実上独立させる
  • 日本語を話さない人がひとりでも在籍していたら、研究室に日本語禁止令を敷く。私語も全て英語。そこまで徹底できないのなら、日本語を話す人だけを雇うこと
  • 一生修行の身であることを忘るるべからず。人間誰しも、間違える。経験を積むと、表だって馬鹿にする勇気のある人が減るだけである
  • 生意気な部下を重宝せよ。彼は君の老化防止・頽廃防止策である。生意気だが穴のある議論をけしかけられた場合は、穴をあげつらうのではなく、穴埋めを手伝うこと。穴のない生意気な議論のほうが、老化防止には有効である
  • 一刻たりとも勉強を怠るな。勉強好きの部下を雇い、それに決して負けないつもりで勉強せよ。負けたら素直に負けを認め、悔し紛れに猛勉強せよ。勉強が苦痛になったら、転職すべし
  • 権威をふりかざして議論に終止符をうつな。それはscientistのすべきことではない
  • ごますりの過ぎる人は遠ざけろ
  • 自分のやり方、過去の仕事を否定されることにも、へそを曲げない。むしろ、より正しい方向への軌道修正を祝し、その方向に嬉々として向かう
  • なるべく自分の手でも実験をすること
  • 自分の過去を美化するな。久しく実験をしていない場合は、思った以上に腕が落ちていることを覚悟せよ

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