2008/11/13

[新聞] あぶく

Pop!: Why Bubbles Are Great for the Economy
by Daniel Gross (Author)

読んでもいない本を取り上げるのは何だが、今はとてもではないが読む暇がないので、メモ代わり。20世紀半ばの鉄道バブル、2000年をピークとしたインターネットバブル。両者の共通点として、バブルの結果、その先の経済発展の原動力となるインフラが整備された(鉄道網・インターネット回線網)、という構造があるそうだ。だから、バブルも、必ずしも悪くないのではないか、と。

で、今のバブルをみると、残っているのは誰も住みたくもない高級マンションと、誰も理解できない複雑な金融商品だけだ、というのだ。だから、まったく建設的ではないバブルだった。で、「だから今こそ、グリーン技術のバブルを」というハリウッド映画みたいな結論らしいのだが、そこら辺が何ともアメリカっぽい。



この本のレビュー(NY Times)
Rational Exuberance
By VIRGINIA POSTREL
(NY Times, July 22, 2007)

この本についても触れたThomas Friedman氏のインタビュー(The Daily Show、最後の部分)

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