2008/09/18

[新聞] Sara Palin

Palin氏指名でMcCainの人気はだいぶ持ち直したようだ。怖い話。でも保守の内部からも最近、批判が挙がっている。論旨は様々だが、根底には「さすがにアラスカのオバチャンはまずいのではないか」、という本音が見え隠れ。

Why Experience Matters
By DAVID BROOKS
(NY Times, September 15, 2008)

Palin's Problem
By Charles Krauthammer
(Washington Post, September 5, 2008)

Impulse, Meet Experience
By George F. Will
(Washington Post, September 3, 2008

というのも共和党は現在、完全に大衆主義に傾いている。大衆主義といっても、少数の金持ちが大衆を扇動するというもの。Obama氏率いる民主党は、草の根からの大衆主義で対抗しようとしているのだが、パンとサーカスのアメリカ大衆には、共和党の国粋主義・宗教原理主義的な煽動の方が、うまく通じる部分があるようだ。自分たちの利害のほとんどと、真逆の利害を推進する、共和党なのに。

共和党旧来の保守主義エリートは、選挙に勝つためにこの大衆主義につきあってきたわけだが、(表だって認めるかどうかは別として)ブッシュの惨状をみるにつけ、さすがに行き過ぎに感じるのだろう。



あと、McCainは演説において、完全なる嘘をたくさんついている、ということも話題になっている。パンとサーカス。

Lies, Damned Lies, and Barack Obama
By Farhad Manjoo
(Slate.com, Friday, Sept. 12, 2008)

The Politics of Lying
By Michael A. Cohen
(NYTimes.com, September 16, 2008)

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