2008/05/19

[旅日記] Strasbourg/Köln (5) 「人」という字は

結婚式のスピーチではない。



ストラスブールの旧市街を歩いていて、どうも町並みがおかしい気がしていたのだが、よくよく見ると、家がゆがんでいるのだ。

迫り出して建っているのではない。何世紀もかけてずり落ちたのを、つっかえ棒のように柱で支えてあるのだ

縦割り長屋は、「人」という字ではないが、お互いにもたれあって建っている。立替えようと思ったら、丁目全体を一新しなくてはなるまい。





旧市街の南のはずれに、町で最古の宿屋というのを改装していた。中の骨組みが丸見えなのだが、これもゆがんでいる。空恐ろしい。しかも、後から窓を作るために、柱を適当にきった後まである。それを適当に内装だけやり直して、使いまわすつもりらしい。フランスには、建築基準というものがないのだろうか?「昔の建物だから」ではすむまい。





大聖堂の正面

3 件のコメント:

Luca さんのコメント...

:-))

devenir さんのコメント...

ほかではあまり見かけないような写真が多く、こちらまで旅行気分になり、楽しく見物しています。

ストラスブールの街って、こんな仕組みになってるんですねえ。地震が来るなんてこと、まったく想定してない。いいのかなあ。

そういえば、ヒラリーのやつ、選挙戦を降りないのはオバマの暗殺待ちだろ?などと巷間囁かれてましたが、ついにポロッと「オバマなんか死んじゃえ!」みたいな本音を口にしてしまい(笑)マスコミは大騒ぎ。

「そんなつもりじゃなかった」と、いくら言い訳しても、そうとしか取れない(笑)イヤなオバはん。

gawky さんのコメント...

コメントありがとうございます。おそらく蕩尽先生とは、旅に対する感覚に共通項があるのでしょう。半年くらい前の日本海の刺身の話とか、まだなぜか覚えています(豚とジャガイモに飽きたというだけかもしれませんが……)。

で、お宅の脳のこのところの連載にも口を挟みたいと何度か思いつつも、あまり考える余裕がないのと一連の全体像がまだ今ひとつつかめないのとで、まだ実現していません。「脳科学者」とこられると、一応そういう枠にくくられるものとしては、職人魂が一言口をさしはさみたくなるものです。

表に出る胡散臭いやつらは論外として、学問的な「脳科学者」のほとんどは生物学者ではなく、根は工学者なんですよね。そういう世界観では、生物学は、無理無理。たまたま「うまく」いった実験に舞い上がって、それと知らずにほらを吹くのが関の山。