[実験屋日記] 学会 SfN 2007 (5)軍港San Diego
実を言うと、San Diegoはレゾート地のようで、軍港でもある。
夜中に学会場前を歩いていたら、線路を、イラクに向かう軍用車が搬送されていた。戦争中の実感はまったくない、なんとも平和ボケした国であること。
最終日はサボって近くの航空母艦Midwayを見物。長く横須賀を母港としていたMidwayである。デッキはさまざまな戦闘機が陳列されていて、航空博物館である。
こんなに中まで見せても大丈夫なのか?というくらい開けっぴろげ。まあ、肝心の機械は撤去してあるのだろうけれども。それにしても冷戦時代の古い技術がたくさん。こんなもので核兵器を管理していたかと思うと、背筋が寒くなる。でも、現在のコンピュータ管理のほうが、ある意味では危ないかもしれない。
この戦闘機一機分のお金をくれたら、一生苦労せずに研究室が経営できる。しかし、これから20年程度は少なくとも、アメリカでの研究の暗黒時代に突入すると考えられるが、なんとなくその暗雲のたちこめる学会だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿