2007/07/20

[実験屋日記] Dr. Gawky

長らく懸案の博士defenseが、一応終わりました。ドク論はちょっと手直しすればOKで、2,3週間もすれば無事本当のポスドクになれそうです。ああ疲れた。

そういえば、委員会の総意で「二兎追うものは……」というありがたいお言葉を頂戴した。(欧米文化では一般にウサギではなく、鳥だが。)よほど、scatterbrainedに映るのか?まあ、それがscienceでの生き残りの秘訣なんだって。ひとつずつ、着実に紙にしてゆく……。そう、生き残らなきゃ意味ないからね、その兼ね合いが難しいですね。あと、先生方みんな「ドイツはいいけど面白くなってMDを終わらせに帰ってくるんだろうね」だって。ちゃんと一年で仕事が一通り収まるように、覚悟して頑張らねば。

2 件のコメント:

Mark Waterman さんのコメント...

はははっ、しかし良かった!
Congratulations!!

自然科学と人文科学は多少違うが、アメリカは日本ほど Ph.D. 授与に関してはそう甘くはない。職を得るため、グラントを得るためなら便宜的に博士「見込み」を認めるが、博士に関してだけは、基本的には「見込み」は存在しないと思ったほうがよい。学士や修士は見込みで卒業式出席(walking)を認めることがあるが、博士ではほとんどの大学が認めないように。Defense やドク論の仕上げに関してしくじって永久に Ph.D. cand. のままの人も多いのです。

さて、テクニカルな、というか、かなり内輪の話題だが、Gawky さんが正式に博士になるのはいつか。

第一説:博士論文の修正が終り正式に査読者が合格と署名した日。(これが一番早い日。普通、この日から博士と名乗って構わないとされる。事務の人が通知してくれるときにドクター gawky と呼んでくれる。この時点でドクターの名刺を作っていい。)

第二説:上記の日付けの学期の末日。(自然、第一説の日より後になるが、これが学位記に記される日付けとなる。この日から文句なしの博士。そろそろドクターと呼ばれることにも慣れてくる。)

第三説:卒業式(hooding service)の日。(一番遅い日。しかし、式に出ない人もあるのでこれは基本的に関係なし。ただし、2007年付けの学位記を得ても、Class 2007 ではなく、Class 2008 の博士として同窓会には記録される可能性あり。Hooding service では、指導教官がフードを掛けてくれ、沢山の出席者の前で Dr. Gawky と呼びかけて弟子の研究を紹介してくれる。先生が生徒をドクターと呼んでくれるのはやはり感動。)

良かった、良かった。もう一度、おめでとうございます。

MWW

匿名 さんのコメント...

お、そろそろドクターと呼べるんだ。
デフェンスお疲れさんでした。
ドイツを堪能しましょう。

それにしても、周りのみんなはGAWKYさんがMDコースに戻ってこないかもしれないと誰もが心配していますね^^;。

信じる道を進め!