2007/06/05

[実験屋日記] 心猿意馬

老師曰く、scienceで生き残るためには、実を言うと頭が良かったり勉強熱心だったり、というよりは、焦点を絞って一つ一つ地道に論文にしていくことが重要なのだ、と。ココロが猿のように飛び跳ねていて、アタマが馬のように疾走していると、生き残れない。君は特にね、そこを直さないとダメだよ、と。

時々賢者なのではないかと疑ったりしてしまう。

2 件のコメント:

Mark Waterman さんのコメント...

難しい。

論文になりにくい大きなテーマを追いながらも、小まめに経過報告的な小論文をまとめている人もいることはいるが、性格的な要素が大きいのだろうか。しかし、愚にもつかないデータを集め、しかもあちらこちらの journal に同工異曲で論文の数だけ誇っているよりは、

>ココロが猿のように飛び跳ねていて、アタマが馬のように疾走している

ほうがいいに決まっている。Science で生き残れなかったって、誰も知らなかったものを見つけてから死ねばいい。

だけど、確かに science はどこかの研究室で実験させてもらえなければ(つまり生き残れなければ)、山奥で沈思黙考して成果を出せるわけがないのも道理。さて、どうするか。

蕩尽先生が羨ましくなるでしょう。MWW

gawky さんのコメント...

コメントありがとうございます。確かに自由奔放な思考がなくなってしまうと、元も子もないわけで、そこら辺の兼ね合いが難しいですね。