[旅日記] 欧行2007 (13) 中世の薫り
今日はひとりでぶらぶら、Magdeburgの町を散策した。ぼくの愛する町Boston&鎌倉、どちらも独特の薫りが漂ってくる町である。この町も、現在進行形の文化はあまりないようだが、中世の空気が流れていて、まあ悪くはない。
中世の城壁
ルターも説教した聖Johannes教会
町外れの修道院
たくさんの教会
中世はElbe川の貿易、東ドイツ時代は重機産業で栄えたらしいが、東西統一以降、半分抜殻となっているという。州都なので、この町の中世の名士Otto von Guerickeの名を冠したどでかい大学がある。Guerickeといえば真空ポンプを発明した人で、二つの金属半球をくっつけて中を真空とし、両側から馬で引っ張って真空の力を示した実験は、熱力学の教科書の序章なんかに図版が載っていたりする。夏から滞在予定の研究所は、この大学の広大なメディカルセンターの構内に、ある学術財団が設立したものだ。
Otto von Guericke
Guerickeの書斎と真空ポンプ
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