2007/01/17

[新聞] 「幸福」の「科学」

Happiness 101
by D.T. Max
NY Times, January 7, 2007

最近さまざまなメディアで、positive psychologyというのが取り上げられている。全米の多くの大学で、この「幸福」の「科学」の授業があるという。その内容とはどうやら、pop-neuroscience(脳血流の画像から幸福の脳科学的な仕組みが分かる、とかいう類のやつ)とgroup therapyの半々らしい。Harvard大学でこれが名物授業だと取りざたされているし、U. Penn(立派なアイヴィー・リーグ大学)ではPositive Psychology学の修士号コースすらあるという。

月並みな感想を付して終わってもよいのだが、あまりに短いので、科学的な幸福の手引きとやらをいくつか、抜粋してメモしておく。

  • 毎晩寝る前に、その日あったよいことを思い起こす
  • 自分の得意分野と関連した、新しい仕事・趣味の活動を毎日開拓する
  • 世話になった人に対して、感謝を述べる
  • ドラッグなどを通して感情の好循環を惹起する
  • 黙想をする
こう書いてみると、最近若干アンハッピーな時節柄、実をいうと全て実践済みであったりする。
  • 「俺はscienceが好きだ。I'm having fun, I'm having fun, I'm having fun」
  • ブログに書いたものも含め、現在猛烈な濫読中
  • 恩師に久しぶりに手紙を書いた
  • 最近コーヒー中毒を再開中
  • どうも最近散歩が多い
「全て実践済みだ、よって私はハッピーになるのだ、QED...」 といきたいところだが、不幸にして僕は完全なるアメリカ人ではないため、若干だが精神構造に奥行きがあり、これほど単純にはいかない。


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