2008/08/12

[実験屋日記] 3カ年計画

皆さん、大変ご無沙汰いたしております。無事ワシントンに帰国して、メディカルスクールの病院実習を再開いたしました。ついては、こちらのブログは当面、書き残しのドイツ記事などをぼちぼち上げていく程度にとどめるつもりです。

転機なので、情勢分析と3ヵ年計画の概要をメモしておきます。

もしも、Humboldt研究員が当たっていなかったら、2年間はひたすら病院実習になっていただろう。Humboldt研究員に任命されたことにより、残りの医学実習と研究を織り交ぜることが履歴上可能になった、という意味でも、本当にありがたい話だ。



   <2008年>
● 2008年8月~12月... 病院実習
▲ 冬休み、2週間... ドイツにて実験
○ 冬休み、残り1週間足らず... ドイツより訪日

   <2009年>
● 2009年1月~6月... 病院実習
▲ 2009年7月~10月... Humboldt財団研究員 (ドイツビールを堪能)
● 2009年11月~2009年12月... 病院実習

   <2010年>
● 2010年1月~2010年5月... 病院実習
▲ 2010年6月~2010年7月... ドイツにて実験
(この時点で、論文の当たり外れと小ボス腐乱苦の盛衰に応じて、2011年夏以降の進退を検討)
(研修医になるか、それとも基礎研究に残るか。研修医になる場合は、マッチ出願をぼちぼち開始しなければならない)
(プロジェクトX、プロジェクトQ、プロジェクトH にどれもあたりがなければ、基礎研究で生き残ることは厳しいと考えられる)
● 2010年8月~2010年11月... 病院実習の残り。卒業。Herr Doktor Doktor Gawky。
▲ 2010年12月~... Humboldt財団研究員

   <2011年>
→2001年6月より、A.研修医、または、B.Humboldt財団研究員任期更新
A. 研修医に進んだ場合は、MD/PhD入学から研修医までに9年を要したことになる。通常7~9年程度要するMD/PhD課程としては遅いほうにはなるが、その間の論文履歴とHumboldt財団研究員を加味すると、致命的ではないと考えたい。その場合は研究分野を変更して、病理または放射線科などに進む可能性が高い。もちろん順当に神経内科、という可能性もないわけではない。あと、2015年(35歳)で専門医として研修を修了したら、たとえ研究履歴の伸び悩みがあっても、その後の研究室旗揚げは比較的容易なはずである。
B. 研修医をしない場合は、ドイツに残って、少なくとも3年程度は腐乱苦の番頭。論文がある程度あたっていれば、その時点で半独立の小さな研究グループを持たせてもらえる可能性は高い。もっとあたっていれば、日本やアメリカで独立開業を考えてもよいかもしれない。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

頑張ってね。

gawky さんのコメント...

こんにちは、コメントありがとうございます。ドイツの研究のほうも着実に進んでいて(とても優秀な学生さんとやっているので)、これから2年間は本当にcrazyになりそうです。本当に、要、頑張りですね。

Mixi日記では、だいぶいろいろ考えがまとまってきたみたいですね。冬は暮れのとんぼ返りですが、遠からずまた、お話しするのを楽しみにしています。

お時間あったら、本名ブログも覗いてくださいね。