[ドイツより] Deutsch!-land! (cha!-cha!-cha!)
今日はこの地に来て最初に投稿した論文について、長い査読の末蹴られるという残念な結果があったので、少々落ち込んでいたら、院生の恥夢(仮)がサッカー観戦に誘ってくれた。
重要な結果なのだが、同業のえらい研究室でやっているでたらめを暴くような内容も若干含むので、はじめから苦戦するのはわかっていた。生物学とか解剖学とか光学とかの限界を無視して、統計で優位が出ればいいような顔をしている。統計・実験、それぞれの計画・施行段階でトンデモ生物学の誤った前提がたくさん入り込んだら、いくらp値がよくたって、嘘は嘘。
Anyway、論文にしなければならない仕事は山積していて、手堅いがあまりはやらないような論文でくよくよしている暇はないのだ。すぐにぐんとランクを落として、博士の師匠以外の査読者に難癖をつけられた内容に少し手を加える程度で、ほとんどそのままで出すことになるだろう(博士の師匠の査読はとても好意的だった、彼はお世辞でも駄目なものをほめるようなことはしないので、彼の好意だけありがたく受けることとする)。
で、サッカー。町の中央のAlter Markt(旧市場)の広場には大きな画面が設置されて、みんなでビールを飲みながら、Bratwurst(焼きソーセージ)をほおばりながら観戦。ヨーロッパ杯、ドイツ対オーストリア。試合内容は、サッカーにさして興味のない僕でもそれとわかるくらい、凡庸でどうしようもないものだったが、ドイツチームはこれに勝つと決勝トーナメント進出、負けるとだめ、引き分けても多分無理、という状況だったので、みんな熱狂していた。幸い、東ドイツ出身のMichael Ballackのゴールで、さえない試合もなんとか勝ったらしい。それより、みんなで広場に出向いて観戦、という町の連帯感が、心地よい。

町中大騒ぎ
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