2007/06/28

[ドイツより] 本を担いで1500里

米国郵政局(USPS)が全面的に船便・廉価小包を廃止したものだから、重い本を担いで入国する羽目に。アムステルダムから電車で2回の乗り換え、6時間かかってドイツに入ったが、乗り換えのたびに荷物を引きずり回して、大変だったこと。




写真の鞄、ノートパソコン2台と最低限の服をのぞいては、全て本である。特に黒い小さなスーツケースは機内持ち込み(事実上、重量制限無し)にしたので、一番紙の良い、重い本達をぎっしり詰めた。頭上の荷物入れに持ち上げるのも一苦労だったが、荷物入れが丸ごと外れたりしないか、と若干の不安もあった。

背中にしょったリュックと、滑車つきのトランク2台。斜めにしてころがしているだけで、両手が赤く腫れて、マメになるすぐ直前までいった 1



そういえば、オランダのcountrysideは、のどかな良い天気で、雲はVermeerかなにかのくっきりとした風景画のように立体感があった。






1. これを実際に書いているのは二日後の30日だが、両腕の筋肉痛がひどい。ストックのサロンパスをもってきて正解だった。

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ガッキーさん、遠くドイツまで引越し準備第一弾、ご苦労様です。

私は先週より体調不良で完治しておりません。これというのも、DC宅とは違い、自宅では冷房を入れないことが多いので良く眠れないからだぁ(泣)。

それからすし詰め状態の電車に最近はよく乗っております。井の○線は朝も夜もすぐ混みます(泣)。

匿名 さんのコメント...

そんだけの量の荷物を手持ちで移動するのは…きっと叶姉妹とgawkyさんくらいよ。もっとも彼女達の鞄はヴィトンで、さらに荷物持ちがついてまわるから手に豆は出来ないでしょうけれど。すごいねえ。

日本にいたときも…荷物が多くて、キャリーで学校来てたでしょ?こちらの大学にも教科書類を山のように持ち歩く女の子がいて、毎日登山用の大きなザックで学校来てました。gawkyさんのキャリーの話をしたら、彼女はいたく感激して今度は大きなキャリーバッグを購入してそれを引いて歩いています。gawkyさんⅡ世を見ているような気分です。

Mark Waterman さんのコメント...

本当にご苦労様。ゴーキーさんはやはり日本人ですね。あれもこれも気になったら持ち歩かないと落ち着かない。でも腰など痛めないようにお気をつけください。1年後に帰る時はその荷物が2-3倍になるはずですよ。さまざまな民族の中で、多分、ユダヤ人が一番モノを持たずに移動する。そして、何が大事か選択するのも上手でしょう。もっとも何が大切かは主観的なもので、誰でも命が(体が)一番大事でも、第二がヴァイオリンだったりしてお笑いですが。(今ならコンピュータかな。)

逆にドイツ、ベルギーからオランダに入ると写真のような風景になるので「おおっ」となりのですが、オランダからだと普通の風景になってしまいますね。国際列車の税関チェックですが、EU以前でもヨーロッパ人はパスポートもいらなかった。アメリカ人が一番やばい。荷物を沢山持った日本人ならOKです。そんな堂々とした運び屋はいませんからね。

MWW

gawky さんのコメント...

こんにちは。

Gawkyはガァーキーと読んでください。名はTuckerと申します。

devenir さんのコメント...

> キャリーで学校来てたでしょ?

思い出す、今は昔のこと。

後輩が、待ち合わせに巨大なリュックを背負って現われたので、てっきりこれから山にでも登るのかと思ったら、いつもの通り学校帰りだと言う。中からは英・独・仏、ギリシャ・ラテン、ヘブライ、サンスクリットの辞書が次から次に出てくる。

いくら西洋古典学でも、ふだんからそんなに持ち歩く必要はなかろ?と思わず口にすると、「絶対に全部必要だ!」と言い張って聞かない。その後、エライ学者になったようだ。

万事情報化した現代、そんな非合理な輩は絶滅したかと思っていたら、なんと生物学の畑に残っていたとわ!

自分はどうかと言えば、重いものは持たない主義。必要なことはメモしておく。知らない単語は気合いで理解する。解らなければ諦める。横着、とも言う。エライ学者にはなれない(笑)