[旅日記] 欧行2007 (11) 教育C: 授業
修士課程の信号解析の授業に参加。講師は前に論文も読んだことのある、比較的地味だが重要な仕事をしている先生。ドイツ語も、内容を知っているだけに何となく分かる気はしてしまう。アメリカ式のショー的授業は、陰すらない。どちらかというと、日本の大学を思い出す。
この先生、先日のぼくのセミナーでは結構厳しい質問を吹きかけてきた。授業後立ち話をすると、悪い感じの人ではない。さすがに文献を良く読んでいる。そこら辺怠っているのは、うちの大学の怠惰な教員達くらいなのだろうか?それともアメリカの「学界」の風潮が、ハッタリを許すものなのか。
夏以降何をしようか迷っていたときに、以前お世話になった日本の若い先生から送られてきた、Watsonのエッセーを思い出す。「若いときは、自分より賢い人がたくさんいるところにいけ」だそうだ。Watsonの鼻につくところを若干緩和していいなおすと、「自分にないものを人にみて触発されることが重要だ」ということだろう。その点、この研究所・研究室はどうだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿